「更年期」は、性格によって症状が変わる?

更年期の症状をそれほど感じなかったという人の話を聞くと、 更年期の時期に、目的をもち、適度に忙しくすごしていたと答 える人が多い点に注目したいと思います。 ただこれらの人もまったく症状がなかったわけではないので す。 肩こりや腰痛、からだのだるさなどがあっても、その症状 にあまりこだわらず、日常生活をおくっているうちに更年期を 終えたということが考えられます。 反面、更年期の症状を強く感じることが多いのが、神経症的なタイプの人です。

更年期の症状をそれほど感じなかったという人の話を聞くと、

更年期の時期に、目的をもち、適度に忙しくすごしていたと答 える人が多い点に注目したいと思います。

ただこれらの人もまったく症状がなかったわけではないので す。

肩こりや腰痛、からだのだるさなどがあっても、その症状 にあまりこだわらず、日常生活をおくっているうちに更年期を 終えたということが考えられます。

反面、更年期の症状を強く感じることが多いのが、神経症的なタイプの人です。

ふだんからマルかバツかの決着をつけてし まわなければ気のすまない人や、

情緒的に不安定で感情のコントロールが下手な人、自分だけががまんしているといった思い 込みの強い人、欲求不満でいつもイライラしがちな人は、

おお らかな性格の人にくらべて、症状を強く感じやすい傾向があります。

更年期の症状がおこる背景には、こうした性格的、気質的な ものが関係していることがうかがわれます。

ただ、性格を変えることなど一朝一夕にできることではありません。

「性格が原因して」などと思いつめることになっては逆 効果。

それならむしろ、これらの症状としばらくつきあってやろうじゃないかと開き直ってみることです。

そして、症状への不安があるときは、ためらわずに病院で相 談しましょう。

医師を信頼して治療をうけ、その指示にしたがって、あせらずに症状を解消していくことも、症状を悪化させ ない大事な方法です。

働く女性と専業主婦で差はありません 仕事をもって働く女性は、更年期の症状がおこりにくいとい う話をよく聞きます。

これは仕事をもつという責任感や、忙しさのあまり、ちょっとした症状であれば、あまり気にかけずに 暮らしてしまうためと考えられます。

仕事に充実感があり、その充実感が症状をおさえるということもあるでしょう。

しかしどちらかといえば、働く女性は常にストレスにさらされていて、 心身におこる多少の変調には、動じない強さを身につけている といったほうがいいのかもしれません。

しかしストレスが過剰になると話は別です。

ストレスはたち まち更年期の症状を悪化させる原因に変わってしょうのです。

また、専業主婦であっても、家族との関係がうまくいっており、主婦業に充実感を感じていたり、趣味を楽しんでいたり、 地域活動に生きがいを見いだしているなど、適度に忙しい人に は更年期の症状がおこうにくいものです。

仕事をもって働いているとか、専業主婦であるというよりも むしろ、環境や生活の仕方によって、更年期のおとずれ方がち がうといったほうがいいでしょう。

出産経験の有無は無関係 出産経験の有無と、更年期の症状のあいだにはなんの関係も ありません。

問題になるのは、むしろ心の問題です。

望んだにしろ望まないにしろ、子どもをもたなかった人が、閉経をむかえるときの気持ちは複雑です。

たとえば不妊症に悩んだ人がいよいよ更年期をむか えるとなると、その気持ちは大 きな失望感となるでしょうし、 中絶で子どもを産まなかった人 の中には潜在的な罪悪感が残っていたりします。

妊娠や出産に 対するつらい思いややるせなさ のようなものが、更年期の症状 を重くすることがなくもありま せん。

また心の面ばかりでなく、 もともと卵巣に機能不全がある 場合に、症状が強くあらわれる ことがあります。

そのため、卵 巣の機能が不十分で流産を繰り返したり、不妊症におちいった人では、更年期よりずっと早く から、更年期の症状に似た不定 愁訴に悩む人もあります。

自律神経失調症と 神経症との区別

自律神経失調症は、ノイローゼの ような神経症や心身症と考えられが ちですがこれはあやまりです。

あらわれる症状はどちらも不定愁 訴ですが、神経症や心身症では苦悩 という心の病気が原因になり、自律神経失調症で、自律神経がバランス を失ったために症状が出ます。

たしかに、自律神経は情緒的なも のの影響をうけやすく、更年期の症 状には神経症的なものがかかわると 自律神経失調症もふくまれ、はっき りと区別するのはむずかしい場合が 少なくありません。

ただ更年期の症 状で受診しても、精神的なものガ第 一原因と診断される場合は、自律神 経失調症とは区別されています。

ひどい更年期の症状は 遺伝する?

素質が親から子へ遺伝することは、たしかにありますが、それは100 パーセントということではありません。

また、もし遺伝したとしても、 生活のしかたや、感情のもち方であ らわれ方は、親の症状とはちがってきます。

もし、日親の症状が重症であった という場合は、栄養バランスのとれ た食事を心がけることやスポーツに 親じむこと、ストレスを発散できる 楽しみをもつことなどをとおして、 健康な生活を心がけていきましょう。

働く女性の 更年期 仕事をもって働く女性にとって、 いつ誅でつづくかもわからない更年 期の症状はつらいだけでなく、また 別の悩みをもたらします。

職場に更 年期だと知られたくないと、がまんをする人も多いようですが、無理を して寝込んでしまってはなんにもなりません。

更年期の症状に無理は禁物です。

重い症状を引きおこす前に 医師から診断書をもらって数日から 数週間、わりきつてひと休みするほ うが無難です。

生理体暇を振り替え るのも方法でしょう。

つわりと 更年期の不快症状 人間には、出身におきた変化に対して、すぐになじむタイプと、なじ みにくいタイプがあるようです。

た とえば妊娠という同じからだの変化 に対しても、つわりの重い人、軽い 人がいます。

更年期の症状もこれと 同じと考えられます。

ただ、つわりがひどがった人に更 年期の症状が起こりやすいかといえば、その傾向はあるとはいえ、400 パーセントそうだとはいいきれませ ん。

からだの適応能力は年齢ととも に変化し志す。

つわりがひどかった からと、更年期の症状に敏感になる 効要はないのです。

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