更年期の症状って、どんな特徴があるの?

更年期の症状って、どんな特徴があるの?

更年期の症状は多種多様で全身におこり、一人でいくつもの症状をもっているのがふつうです。

更年期症状は、自律神経機能障害が中心で、これに精神神経障害が加わります。

症状には、熱感、寒気、冷え、のぼせ、動悸、疲れやすさ、発汗、日の渇き、唾液増加、皮膚の乾燥、肩こり、関節痛、腰痛、しびれ、食欲不振、憂うつ感、頭痛・頭重、めまい、記憶力減退、不眠、耳鳴り、イライラ、不安感、物忘れ

などがあり、

その数は50種以上ともいわれています。

しかし検査をしてもこれらの症状の原因になる病気は見つからないのが特徴です。

たとえば動悸が激しく、ちょっと動いただけで息苦しい心臓病の症状があるのに、心臓にはなんの異常もないといったぐあいです。

また、痛みやしびれなどの知覚症状では、日によって、痛みの程度や痛む場所も一定せず漠然としています。

更年期の症状はこのように病気があるわけでもなく、とらえどころがないため、気分がたるんでいるからとか、わがまま病などという誤解をまねいてきました。

でもこれはまちがいです。病気はなくても、からだの中では大きな変化がおこっているのです。

からだがこの変化に慣れるまでは、医療の力をかりながら上手に乗り切ることが大事です。

更年期のあいだじゅう症状はつづくの?

更年期の症状ぞ病院をおとずれる患者さんを見ていると、閉経前期、つまり更年期の入り口で、症状をつらく感じる方が多いようです。

これはからだにおこった新たな変化に、からだ自身が強く抵抗しているためと考えられます。

精神的にも、更年期がきたことに嫌悪感が働いたり、混乱がおきて、からだの適応力を低下させてしまうという悪循環がおきているようです。

月経が止まり閉経後期ともなると、からだの変化に慣れることや、精神的にも「こういうもの」といった覚悟ができてきて、症状のあらわれ方がおちつく傾向があります。

しかし、これは更年期後期になれば症状がまるでなくなるということではなく、症状を乗りこえるだけの対応力がついて、医療の力を必要としなくなるものと考えられます。

そしてやがて、今までの症状がうそのようになくなる時期がやってきます。

これが更年期の終わりです。

更年期の症状が出たら気をつけることは?

からだにおこる症状はみな更年期の症状と自己判断するのが一番危険です。

極端なケース、更年期の不正出血と思い、受診をためらっていたら子宮ガンが進行していたということもあるのです。

とくに過去に病気を心配して検査をうけて異常がなく、更年期と診断された人では、新たにおきた症状も「これも更年期のもの」と症状に鈍感になりがちです。

更年期は、ガンや成人病がおこりやすい年齢。変わった症状が出たら、かならず受診して医師の診断をうけましょう。

更年期症状の感じ方は人によってちがう

更年期の症状は、たとえば腰痛があるのに、腰に異常はみとめられない、吐き気があるのに胃腸に障害はないというぐあいに、あるのは自覚症状だけです。

しかし、自覚症状というのはやっかいなもので、同じ程度の痛みがあきていても、痛みに弱い人には激しい痛みと感じられ、痛みを感じにくい人にはがまんできる程度の痛みであったりします。

更年期不定愁訴症候群

よく使われる¨更年期障害」という呼び名は実は俗称で、医学界では「更年期不定愁訴症候群」ガ正式とされています。

ちなみに「不定愁訴」というのは「病気があるわけではない」という意味あいをもち、「症候群」は「いろんな症状が全身におこる」ということです。

家族の理解が必要

更年期の症状は、周囲の人に理解されにくく、一家の主婦という場合などは、つい無理をして症状を悪化させてしまいがちです。

そうなる前に、家族を対象に更年期の説明会をやってはいかがでしょうか。

とくに症状が強い場合は、家族の協力なしではやっていけないでしょう。

家事の分担なども話し合いの中で決めればスムーズでしょう。

40歳をすぎたら毎年健康診断を

更年期が近づくと、病気やストレスヘの抵抗力は急に低下し議す。

一般の健康診断に、ガン検診や骨量検査、歯の検診もふくめて、最低でも年に4度は、からだの総チェツクを
したいもの。

とくに、ふだん健康で、病院通いなど何年もしていないという人はかならずうけるようにしましょう。

40歳をすぎたら、健康を自覚するだけでなく、医師にみてもらい、客観的に確認していくことが大切です。

⇒ 更年期はサプリメントで治す時代って本当?