更年期の諸症状

更年期の諸症状

  1. カーッと顔やからだが熱くなり、しばらくすると今度は冷えの症状があらわれる
  2. 動悸がする、起きてはいられないほどの疲れがどっとおしよせる

こんな症状が昼夜をとわず日に何度もおこり、

異常を感じて病院で検査をうけても、どこにも病気が発見されない。

病院を転々としても結果は同じ……。

このように、症状は重大な病気を疑わせるほどに激しくあらわれるのに、原因の病気はどこにもみとめられないというのが「更年期」の症状の特徴です。

更年期の症状は、ほかに

顔面紅潮、のぼせ、頭痛、頭重、肩こり、めまい、腰痛、しびれ感、不眠、もの忘れ、イライラなど多岐にわたっていて、

しかも一人にいくつもの症状が折り重なるようにあらわれるのがふつうです。

病気がないのに症状だけがあるというのは、どういうことなのでしょうか?

なぜこの時期にこのようなことがおこるのでしょうか?

犯人は卵巣の機能低下

閉経へいたるプロセスの一つです。

「更年期」のさまざまな症状は、卵巣が機能低下し

女性ホルモンが急激に減少したためにおこります。

これはまもなく閉経というサインでもあり、閉経へいたるプロセスの一つです。

閉経の年齢には多少個人差はありますが、だいたいは40代後半から50代にかけて閉経します。

閉経は、長いあいだ月経のしくみをつかさどっていた卵巣が、どの臓器よりも早くその役割を終え、機能を停止するということです。

毎月ほぼ一定のサイクルで月経をもたらしていた、からだのしくみは、とても精巧で複雑に組み立てられていました。

そのしくみの中でも、重要な役割を果たしていた卵巣が、 いち早くその幕を引いてしまうのです。

からだの中は一種のパニック状態になり、結果としてさまざまな症状を引きおこしてしまうこれが「更年期」なのです。

しかし、くわしくはのちほど述べますが、この「更年期」の症状は、「更年期」の女性すべてにあらわれるわけではないのです。

閉経へのプロセスは同じでも、症状を感じないまま、また気にならないほどの程度でこの時期をすごす人も少なくありません。

病気がないのに症状だけがおこる理由は?

「更年期」の症状のように、病気があるわけでもないのに、さまざまな全身的症状があらわれる異常に

自律神経失調症があります。

自律神経は「自律」という言葉があらわすように、意思とは無関係に働くからだの機能を調整する神経です。

神経は、脳の視床下部から出て、全身のすみずみにまで張りめぐらされ、からだの調子を整える働きをしています。

自律神経は、心臓や胃腸などの各器官を動かし、血液、呼吸、消化、吸収、体温、発汗、また感情や睡眠などをコントロールするなど、生命維持に重要な役割を果たしています。

眠っているときに、体むことなく呼吸や心臓が動きつづけているのも自律神経のおかげです。

そのためこの自律神経が失調状態になると、コントロール機能が乱れて、病気でもないのに全身にさまざな変調がおきてしまうのです。

自律神経失調症は「更年期」にかぎらずどの年齢でもおこりますが、「更年期」の場合、卵巣機能低下による女性ホルモンの減少が引き金になります。

月経をコントロールするのも、自律神経をコントロールするのも同じ間脳の視床下部ということが大きな原因です。

⇒ 更年期をサプリメントで治す?